世界で初めて誕生した自己増殖プログラム

インターネットの全身である『ARPANET』の時代に作られたクリーバーが最も初期のワームに区分されるウィルスとして誕生します。

ワーム

ではここからそんなコンピュータウィルスの大まかな区分として括られている種類について紹介をしていきましょう。まず初めに、インターネットの全身である『ARPANET』の時代に作られたクリーバーが最も初期のワームに区分されるウィルスとして誕生します。この頃はコンピュータが学習するためのツールとして利用するというプログラムでしたが、学習を続けていくごとにその要領に耐え切れなくなってしまったため、後にウィルスとして定義されてしまうとはなんとも皮肉なことではないでしょうか。

ワームは独立したプログラムが徐々に自己進化を繰り返していくことになりますが、現在のプログラムのように他のシステムに感染するということをしないために他のコンピュータウィルスとはまた違う存在であるといわれていますが、結局のところ感染したらシステムに付加を与えることになるので個人的にはウィルスと同じように見ていいのではないだろうか、と思っています。もちろんIT技術的に分類できないという風に見られていることについては問題ないですが、分かりやすく説明するということで考えたら、別段支障をきたすことはないでしょう。そもそもこのワームというものがあったからこそ後にウィルスと定義されるものが沢山生み出されることになると考えたら、やはりウィルスというものから切り離して話を進めるということは出来ないでしょう。

このウィルスはそんなインターネットなるものが出来上がる前に作られたシステムということになるので、このワームというものが全く無縁であると考えて話を進めることは出来ないでしょう。

ワームの歴史

ワームの歴史、というのは先ほど話したように最初期は自己増殖プログラムということことから考えて、当時のイギリスSF作家として活動していたジョン・ブラナーが未来予測小説『衝撃波を乗り切れ』という作品の中で、この類のウィルスにワームという名前を名づけたことで一般にもこの名を適用することになったのです。作品でワームと名づけられるあたり、名前についてこれほど当てはまっていると感じたからこそ利用されることになったのでしょう。名づけたのが研究者ではなく、作家であるあたりがなんとも創作意欲溢れるネーミングセンスというモノではないでしょうか。

ワームに分類される初めてのウィルスとして誕生したのが『モリスワーム』というものが誕生しました。これは初めて定義されたワームとしての意味を持っており、これ事態も本来はシステムの破壊を目的にしているのではなかったですが、拡散したことでシステムの加重の付加を及ぼすことになってしまったのです。そしてこのプログラムを作り出したのも学生だったとある少年が作り出したそうです。その後少年は逮捕されて罪を償うことになりましたが、現在このモリスワームを開発した人間はMITで准教授を勤めているそうです。人に教えられる立場にはないだろうと思うかもしれませんが、しっかりと罪は償っているので仕方ないですし、またそれだけの技術を持っているということを考えたらやはり大学からすれば優秀な人材であることに変わりはないでしょう。そもそもプログラムというものを作れるというだけでそれは大きな利点として、自分というものを企業に売り出すということでも大きな材料になると考えていいのではないでしょうか。そこに犯罪を許すから何でもして良いということを述べているのではなく、あくまで技術的なものとして今後必ず必要になると認定されたからこそ大学としても是非来てもらって後進の育成に協力してほしいと、そう願っていたのかもしれません。

一番新しいワーム

現在最も新しいワームとして分類されているウィルスには『Conficker』が上げられています。これは世界規模で拡散されることになったウィルスでして、主にWindowsソフトの欠陥を利用してパスワードなどを手に入れるために作られたプログラムとなっています。しかもこのウィルスはネットワークに接続していれば製作者が遠隔的にコントロールできるものとなっているので厄介なウィルスとしてみてます、しかも世界規模で感染しているので現在は700万を越えるような数の政府・企業・家庭のコンピューターがその制御下にあるそうです。

大体ウィルスに対抗するために脆弱性を改善した更新プログラムを提供していますが、後進をしても効果がないという状況があったそうです。現在主流となっているWindows7や8といったものには感染していませんが、それ以前のものには感染している可能性があるといいますがどのコンピューターに感染しているのかを見積もるのは難しいとまで言われているような、相当手ごわいウィルスとなっているそうです。今ではそんなに心配することもないかもしれませんが中古で買ったら感染している、ということも十分にありえる話ですから気をつけなくてはいけませんね。

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